干物女の黒歴史ⅲ

干物女の黒歴史ⅲ

自我がすっっっごい

「すべらない話」を真剣に考えた話

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「すべらない話」というテレビ番組をご存知だろうか。「人志松本のすべらない話」。

ダウンタウン松本さんがサイコロを振り、サイコロで出た名前の芸人さんが「すべらない話」を披露して爆笑をかっさらうあの番組である。話した後に豚が「認定」の判子押すあれである。2004年からやっているそうなのでもう15年以上特番として続いている超人気番組だ。

そんな「すべらない話」に出ることになった。

もちろん芸人さんではないので、わたしが友人とやっているラジオアプリ内での話である。

ラジオアプリ内で知名度が高い友人が誘ってくれたので、ほかの知名度が高い方々に混じって6人の中の1人として出ることになった。(好き勝手やっているのでもちろん知名度はメンバー内最弱)
開催者の友人の事前配信ライブ(リアルタイムで声だけのライブ配信ができる)では、「あきやばしは、トークに定評がある!!とにかく無類のお笑い好きで、話に出てくる芸人の所属事務所は全て言える。マッチングアプリネタから政治ネタまで幅広く〜」と紹介され、慌てて「いやいや、政治は無理!!!」とコメントするも、「…誰?(被害妄想含む)」「政治wwww」とリスナーのコメント。孤立無援、四面楚歌、諸行無常

営業職として、かつて居酒屋で上司に「鍛錬だ!このサイコロ振って出たエピソードトークをやれ!」と言われたことこそあったが(なぜ白木屋の各卓にゴリゴリのエピソードトーク番組でお馴染みのごきげんようサイコロ小さい版が常備されてたかは不明)、お声がけ→告知→当日のちゃんとした順番を踏むのは初めてだ。

いや、そりゃ初めてだ。素人だもの!!

それからは1時間の尺の中で何回自分の番が回ってくるかはわからないので、最低3つのすべらない話を用意する毎日が始まった。

ちょうど先週、隣の部屋から聞こえてきたあの話…いやオチがねぇ。
友人の彼氏の話…いや面白いけどここにも書けないしましてや公共の場で喋れない。

出演者の方が、「わたしたち全員ラジオやっているとはいえ「エピソードトーク」と「すべらない話」は違うので難しいよねぇ〜」と話していたが、まさにそうなのだ!オチがある話を日常的に話していない一般人にはつらい!ましてや最初から「すべらない話」というなぜか自分からハードルをチョモランマの上に上げてゆくタイトル!!「面白い話があってさ〜」という入りはハードル爆上がりするから禁忌of禁忌なのだ、そして必ずその導入のひとの話は面白くない!!(実体験に基づく偏見です!!!!)

ある程度ネタを思いついて話の順番をわかりやすく組み替える作業をして、なんとか4本完成。
「ライブの間は絶対お風呂入っててっ」と息子が初めて彼女を連れてくるときの部屋入ってくんなオーラ満載の親への言い方で夫への根回しも完了。
A型を発揮し、あとはノートにキーワードを書いてカンペ用意するだけだ…と思った、刹那。

 

この話、ほんとに「すべらない話」なのか?

 

疑問が頭をよぎる。

自分一人で考えて自分的には面白いと思うけど本当に面白いのか?アウェーに乗り込んでMVS(Most Valuable SUBERANAI-HANASHI)を獲れるのか?(出るからには獲りたい)

ライブ配信開始30分前に突如、今まで孤軍奮闘してきた自分が白旗を上げる。「頑張ってね〜ニヤニヤ」と笑っていた同じくらいお笑い好きで全てのお笑いライブに一緒に行く夫に助けを求める。

そこからは早かった。夫に4エピソード全てを聞いてもらい、それぞれ構成がわかりにくいところを修正され、フリをもっと丁寧に!と言われ前談をこれでもか!と膨らませたトークもあった。わかりやすくはするが、盛る場合は適度に。嘘は冷める。嘘は言わない。

2エピソードを修正して練習した結果、残り5分。さすがにあと2エピソードの修正は時間的に無理、でももっとこうしたら?とワンポイントアドバイスのみをいただく。すごい!1人の脳みそより2人の脳みそ!ありがとうわたしの構成作家さん!

 

迎えたライブ配信、やっぱり他の人は知名度がある人気者ゆえにリスナーの皆さんからコメントでいじられるが、わたしは無。いつも一緒にラジオやってる相棒とプライベートでも仲良い配信者のみの応援。それでも心強い。

主催者がサイコロを振る。

1トークめ、でない。

2トークめ、でない。

3トークめ、でない。

4トークめ、でない。

5トークめ、でない。

6トークめ、でない。

7トークめ、でない。

 

でない。

 

始まる前はあんなに「出るな〜ッ!!!」と思っていたのにあら不思議、構成作家のおかげか「出ろ〜ッ!!!」と思っている自分がいた。これが今回のエポックメイキング的出来事!クララ、アタイ、喋りたい!喋るのが好き!新たな自分を発見できた衝撃で、思わず「書き残そう、わたしの人生の物語」。と思いブログを書いた!

結局わたしと主催者以外の人気者たちは各3回ずつすべらない話を。わたしと主催者は1回ずつ。うえい!!!運が良いのか悪いのか!!!あと飛び入りで参加した方も1名いて、本当にすごかった。用意してても緊張でバックバクなのに飛び入りで「すべらない話」を用意するとは…。マジすげぇ。(しかもしっかりすべらんなぁ〜で面白かった)他の方のお話も非常に面白く、終わった後にラジオ配信する相棒と「あの話が良かった」と感想戦をした。面白すぎて興奮が止まず夫にも話した。みんな凄かった。あ、MVSは逃した。

 

今回自分へ書き残したかったことはみっつ。

芸人さんすごいよ!!!!!!さらに芸人さんに対する尊敬の眼差しが止まらない。あれはもう年収1兆円の職業だ!!!!!なんなのあの職業!?!?すごすぎるよ。人を笑わせるってすごい!この前佐久間さんANN0のニューヨークゲスト回でやっしゃんが「四千頭身毎週ネタパレ出ててすごいな。大変やろ?って言ったら都築くんが15分くらい大変ですトーク止まらなくてずっと相槌打ってた」と言ってましたが、そりゃ大変だ!!!!毎週これとかゲボでるよ

「すべらない話」のハードルを易々飛び越える芸人さんたちはほんとにすごい!!!!!すごいよーーーーーーーー

ふたつめ、言うは易く行うは難し。

みっつめ、自分へ、喋るのが好きなんだね!沢山喋れる営業職で良かったね!!!(そもそも喋るの好きじゃなきゃラジオ配信なんてやらないけど改めて実感しました)

 

いやーまさか夫氏にマッチングアプリで出会った男の話(ど下ネタ)とか元カレとの夜のアブノーマルな話(ど下ネタ)の話を添削してもらう日が来るとは。ありがとう夫よ!どんな嫁だよ!夫婦には色んな形があるよ!用意した話、4分の3がど下ネタだったからサイコロでたのが1回で良かったよ!

 

いやーーこの一連の流れと気づき、貴重な体験をしました。誘ってくれた主催者の友達とリスナーの方々ありがとうございました!残りの話、まじでとっておきの場で披露しようっと!「とっておき」でまたハードルを上げているのである。

せばまんつ☆

 

▼そんな我が家の構成作家と行った過去のお笑いライブレポはこちら

akihagi.hatenablog.com

 

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配信ライブ時代、レポは難しいなり